南極の氷贈呈式の巻
10月20日(木)の3校時に、「南極の氷贈呈式」を行いました。自衛隊鹿児島地方協力本部の方々が、本校に約3kgの南極の氷を届けに来てくださいました。今回なぜ山野小での実施になったのかというと、「環境教育に力を入れている山野小がよいのでは、と思って、声をかけてみました。」ということでした。ひょっとしたら、南極程ではないものの、冬の寒さの厳しい山野に、氷のイメージがぴったり合ったからなのかな、とも思いました。
まずはじめにスライドで、海上自衛隊の皆さんが南極の観測のため、南極基地で働いていることや、南極の環境、生き物などの説明をしてくださいました。また、破氷艦「しらせ」について、その名前の由来や、氷を割って進んで、海洋の観測を行う特別な船であることなどの話を聞きました。
いよいよ南極の氷の贈呈式です。高学年の児童が代表で、何千年~何万年前の氷を受け取りました。南極は約4000m以上の厚さの氷で地表を覆われているところがあるそうです。その氷は何万年も前の空気を中にとじこめているのだそうです。
今回の贈呈式の中で、オゾンホールの話も聞きました。地球の何万年という時間が作った氷に触れることで、長い地球の歴史を感じるとともに、今後もこの南極の氷がずっとその歴史を刻み続けられるよう、持続可能な環境のために一人一人ができることを努力しないといけないと感じることでした。
素晴らしい機会をつくってくださった、鹿児島地方協力本部の皆様、本当にありがとうございました。